 (202１.9.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
菅首相が突然退陣表明して、メディアは 総裁候補の動向一色になった。 信頼を失っ た政治の要職にいた人たちに「信頼回復」「国民の声が届く政治」といわれても説得力は ない。権力闘争に奔走する政治家を追うテレビの映像に「コロナ対策をこのくらい真剣に やって欲しい」と思う人も多いはず。 さて今月は、天白川沿いの道端で撮影した一枚。 朝陽が照らし出す白い壁とブルー のフェンスのコントラストが印象的な何時もの風景でもフェンスの支柱が僅かに曲がって いるだけで「何故」「どうして」と興味が湧いてくる。 そこからは「あらゆるモノは変化していく」という仏教の教えも浮かぶ。また、曲がったの は人間のしたことで、ここで 何かがあった「痕跡」と考えれば、人間の営みや時間（とき） の流れも想像出来る。 私が日々の暮らしの ありきたりの風景に興味があるのは、自分にいちばん近くにあって ぼんやり眺めているだけかも知れないが、意識するしないに関係なく、人生の場面によっ て何らかの支えになっているような気がしているからだ。 |
