 (2017.12.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
１２月はじめのよく晴れた朝。 薄っすらと川霧が流れる天白川沿いの桜並木でわず かに葉を付けた一本の枝に惹かれた。 ひっそりとした光景だが、逆光に浮かんだ葉っぱと枝の存在感を強調することで生命 力を訴える写真になると考え、露出をマイナス補正してマンションの影になっている背 景を暗くした。そうすることで、葉っぱと来春咲かせる花芽のついた枝のライントーンが 浮き出て来た。今月はその一枚。 私は、どんなモノでも必ず写真になる「何か」があると考えている。それを 「見つけて 感じて」 自分の感覚で捉えるには、その光景が発するメッセージを聞き逃さないことで、 そのとき、どんな写真にするかの イメージが浮かんで来たとき意図した 写真になると思 っている。 さて、今年も「今月の一枚」を見ていただきましてありがとうございました。 この冬は 記録的な寒い日が続きそうで、インフルエンザも流行っています。どうぞ、ご自愛なさ って楽しい年末年始をお過ごしください。 |
