(2017.5.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ　　　　　　　　　　　 　　　　　　名古屋市天白区植田南　　２０１７．５．１１ 撮影　　ＦＵＪＩＦＩＬＭ ＸーPro�U ５５〜２００ミリ 　F１３　-１補正 　　ＩＳＯ２０００ 　 　　　　「光は闇を消滅させる。ものによっては消す影もあるが、浮き立たせ明らかにする影 　　　もある。（アピチャッポン・ウィーラセタクン）」 これは、朝日新聞で連載されている「折 　　　々のことば」で紹介された言葉だが、光と影の関係は写真でも大切で、写真の内容に 　　　大きく影響する。 　　　　影は光が「モノ」に遮られて出来る。当然、その形は遮っている「モノ」をイメージさせ 　　　るが光の当たり具合で実際と違う形に見えることもある。また、写真にするとき露出調 　　　整をして見た目と違うグラデーションを創ることも出来る。 光と影をコントロールするこ 　　　とで「物語」が浮かんできたり、見る人の想像を膨らませたり出来るのも写真の面白い 　　　ところ。 　　　　桜が終わって緑一色に染まった川沿いの道を 陽のあたっているところと日陰のとこ 　　　ろの「温度差」を意識しながら歩いた。前夜の雨が黒い木肌と葉っぱの緑を際立たせ 　　　ている。 雲間から射しこむ朝陽が、木々のすき間を潜り抜けて若葉をとひときわみず 　　　みずしく浮かび上がらせた。 揺れる光の中で若葉の息吹を感じた。