 (2016.6.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
日進市役所から南へ約一キロほど行くと右手に田んぼが広がっていて、その奥の竹やぶ から湧き出た水が天白川の支流「折戸川」に流れ込んでいる。 この、湧水の流れるところは藤塚用水と呼ばれ「折戸川にホタルを飛ばそう会」のみなさ んによってホタルの幼虫と餌のカワニナの放流や周辺の整備や清掃など生息環境を守る ための熱心な活動が続けられている。 活動をはじめて十二年が過ぎ、最近では自然発生もみられるなどホタルの数も年々増え 今では、初夏の風物詩として地域の人たちに親しまれている。 私も毎年撮影させていただくが、なにせ相手はこちらの思い通りに飛んでくれない。 それ でも、通っているうちに色んなシーンが想定出来るようになって「勘」と「予知能力」を働か せて位置を決める。 ホタルの撮影はシャッターを開けている間、目の前で繰り広げられるシーンがひとつの画 像として記録される。 つまり、一枚の写真で瞬時に物語の〝スジ書き〟が わかるというと ころに動画とは違う面白さがある。 こうして、思いもかけないシーンが展開され、デジタルカメラのモニターを見る瞬間の 気 持ちは格別でフイルムカメラとは違ったトキメキ感がある。 |
