 今月の一枚 (2015.10.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ
１０月７日。プロ野球ドラゴンズの山本昌投手（５１歳）は 広島戦で先発登板してプロ野球 史上初の「最年長登板」 「最年長出場」を果たし、通算１３、８６２人目の打者「丸」を二ゴロ に打ちとって３２年間のプロ野球人生を終えた。 山本投手はドラフト５位で入団したものの怪我もあって成績は思わしくなく、一度ならず二 度にわたってアメリカ留学を言い渡されるなど雪辱の時代もあったがコツコツと練習を積み 重ねやがてチームの主力に成長。限界説が持ち上がっても見事に復帰。不屈の闘志で懸 命に投げる姿が多くのファンの心をつかんだ。 引退会見で「悔いはすごくあるが、後悔はしていない。やりたかったことはたくさんあるが、 その時、その時で一生懸命にやった」「やり残したという思いとやりきったという思いが両方 あります」と述べた。 まさ (昌）に努力の人山本昌らしいコメントだった。 私のような凡人は 記録というような形で残す物は何もないが、せめて「やりきった」といえる人生を送りたい。 ファンとしてはこれからも強いドラゴンズへの〝復活〟に尽力してほしい気持ちだ。 さて、天白川で秋らしさを感じる被写体を求めて少しばかり歩いてみた。 朝夕めっきり冷 え込んできたが、音聞橋から下流の新音聞橋までの広い河川敷には青々と草が生い茂り、 水辺に自生する木々も緑色の葉をいっぱいつけている。 それでも秋の気配を感じるモノは意外と目に入ってくる。 秋の代表格 「ススキ」 をはじめ 「セイタカアワダチソウ」 「チカラシバ」 ススキによく似ていて若芽の薄緑が綺麗な 「セイバ ンモロコシ」小さな赤い実の「トキワサンザン」や紫色の「ムラサキシキブ」の実。さらにピン ク色の「ムクゲ」の花など、どれも写真の題材として取り上げられているが、今月の一枚は 桑の葉にした。 子どものころ近くの養蚕農家でパリパリ音を立てて葉を食べる蚕を見て不 思議な生き物だと思ったものだ。 緑の多い木々の中で黄色が混じった色彩に惹かれたの はそこに秋の気配を感じたから。 名古屋市天白区音聞橋 ２０１５（Ｈ２７） １０月５日 撮影 フジフイルム Ｘ－Ｅ１ １６～５５ミリ Ｆ２.８オート ＋0.3補正 ＩＳＯ１２５０ |
