今月の一枚　　(2015.5.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ 　　　　５月１５日から開催していた個展が 今日２０日で終わる。 お陰さまで大勢のみな様にご来 　　　館いただき感想や激励をいただけたことはこれからの励みになり大変嬉しく思っている。 　　　　天白川の撮影は「望郷」からはじめたので、今までの個展でも 一見して天白川のどこで撮 　　　影したかわかるいわゆる説明的な写真ばかりではなかったが、今展では わりと心象的な写 　　　真も展示させていただいたことから「写真が変わりましたね」というお言葉を多くいただいた。 　　　とりわけモノクロの写真は、子どものころ 心の奥深くに刻んだであろう記憶に��シンクロ�� 　　　してシャッターを切った個人的な内容の作品であるだけに 「自己満足」 と言われることを覚 　　　悟していた。 　　　　はたして。 辛口のお言葉もいただいたが 「じっと見ていると何だか胸が熱くなる」 「なんで 　　　もない光景だが何か見えてくるような感じがする」 「理由は分からないがなんか面白い」 「目 　　　の付け所が違う」 など、私としてはある程度共感していただけたのかなと思っている。 　　　　今後も、被写体の価値観に動かされること無く 「心にシンクロしたモノをそのまんま写真に 　　　する」 ことが写真のいちばんの愉しみ方だと思って創作活動を続けたい。 　　　　さて、今月の一枚は初夏の光と風を感じながら川べりを歩いていたとき�� 心にシンクロ �� 　　　した一枚。 　　　　春があっという間に過ぎ初夏の日差しが照りつけ自然と木陰に足が向いてしまうこの日。 　　　やや強めの風に揺れる木々を見て��光が揺れている�≠謔､に見えた。 　　　　その様子から、 風にのってやってきた光が盛んに淡い緑の若葉にまとわり付いているが 　　　若葉もいやな顔もせずそれに付き合っている。そんな物語が浮かんだ。 　　　　少しひんやりする爽やかな天白川の木陰でのできごと。 　　　　名古屋市天白区植田南　　２０１５（Ｈ２７）　５月１０日　撮影 　　　　 フジフイルム　Ｘ−Ｅ１　　１８〜５５ミリ　Ｆ８オート　＋２補正　　　ＩＳＯ４００　　ＷＢ太陽光