このＨＰで紹介している「 写愉展 」を名古屋市大須のワキタギャラリーで１月２２日まで開

　　　　　催している。

　　　　　　 「写愉」は、自由な発想で 自分らしい写真を目指して写真ライフを愉しもうと 一昨年の暮

　　　　　れに結成したばかりのクラブで、写歴何十年のベテランから 一眼レフカメラははじめてと言

　　　　　う１４名の会員が２ｍ前後の長尺紙のスペースにそれぞれ自作をレイアウトした。

　　　　　　「写愉」では「どこかで見た写真」から脱却するために、 お互いの個性や気づいていなか

　　　　　ったことを引き出すための ディスカッション中心の例会を月１回開催していて、今展でその

　　　　　成果が出ているかどうか 「どんな評価をされるか」 不安な気持ちでスタートしたが、見てい

　　　　　ただいた多くの人から「それぞれが写真を楽しんで撮っていることが伝わってきて楽しい写

　　　　　真展ですね」とか作品の展示にも「新鮮さを感じる」と言う嬉しいお言葉をいただくなど賑や

　　　　　かな雰囲気の中で会員一同皆様のご案内を続けている。

　　　　　　デジタルカメラが主流になり、パソコンを使って表現の幅も広くなった今だからできること

　　　　　をどう生かすか。 今後も、会員それぞれ独自の視点で個性豊かな作品を目指 していきた

　　　　　いと思っている。

　　　　　 さて元旦の天白川は、あいにく厚い雲に覆われて初日の出を見ることはできなかったが、

　　　　　日中はよく晴れて穏やかな一日だった。　実質的な今年の初日の出は二日の朝となった。

　　　　　　薄い雲の間から射すその陽射しに強さは感じられなかったものの 柔らかく包み込むよう

　　　　　な光の中で川辺のススキが真綿のような穂にくるまって気持ちよさそうに揺れていた。

　　　　　　人間社会のほうは、景気は上向いてきたが中小企業の経営や庶民の暮らし向きは楽に

　　　　　なってはいないとマスコミが伝えている。 どうやらアベノミクスは、ごく一部の人たちと一部

　　　　　の企業にだけにしか光を当てていないようだ。

　　　　　　今年は、狭い範囲を強烈に照らす��スポット光�≠ﾅはなく 、このススキを照らす陽射しの

　　　　　ようにやさしくて柔らかい光で広く庶民を包み込んでくれる一年であってほしい。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　 名古屋市天白区植田南　　　　２０１４（Ｈ２６）　１月　２日　撮影

　 　　　　　　　　フジフィルム　Ｘ−Ｅ１　　１８〜５５ミリ　Ｆ４オート　＋1補正　　　ＩＳＯ２００　　ＷＢ太陽光