(2024.2.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 生成AIは開発者による学習機能や 著作権などに問題があるといわれているが、そ の使い方によっては自分の写真の方向性に関わることでもあると思う。 もとより撮影者としては、他人のデザインした建造物や広告や人物が写り込むことが 著作権や肖像権の侵害行為にならないよう細心の注意を払っている。一方、画像編 集ソフトなどで邪魔な物を消したりする「加工」がどこまで許されるかは議論されている ものの撮影者の倫理観に依拠されているのが実情だ。 しかし、作者自身が撮影した写真でなくAI 技術によって生成された画像が写真とし て発表されても専門家でさえ見分けることが難しいとなっては「自分の目の前の今」を 撮影するという写真のあたりまえに立ち戻って考える時期ではないか。 さて、話しは変って 色彩の乏しい天白川で枯れ落ち葉に覆われた道端に落ちてい るドングリのものと思われる発芽を見つけた。今月はそのときの一枚。 この時期「陽ざしに誘われる」 とよくいうが、そんな日が春を感じる目安だそうで、小 さな芽生えがお日様の陽ざしの先で存在感を放っていた。 |