 (2023.12.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
１２月中旬 日進市赤池町で開催されていた近藤正代さん（新世紀美術協会会員） の絵画展に行った。 会場の「蔵のギャラリー」は昔、味噌や醤油の醸造所として使わ れていた建物で廃業後、道路拡張のため建て替えられ 今はギャラリーとして使われ ている。近藤さんのこだわりで白壁に黒の板塀やコールタールの匂いのする伝統的な 日本建築だ。 むき出しの土壁に柱と土間には味噌樽の木で作ったテーブルなどが置かれ、タイム スリップしたかのような雰囲気とやさしいタッチと色合いの絵画に囲まれて心癒される 時間を過ごした。 会場からの帰り、久しぶりに少し北を流れる天白川に架る「大正橋」へ向かった。柿 畑の間を抜けて堤防に上ると 両脇が草に覆われた未舗装の道が延びて耕運機か何 かのタイヤ痕が西に傾いた日差しにくっきりと浮かんでいた。今月はその一枚。 このと きタイヤ痕がそうさせたのか ウクライナやイスラエルで市民の暮らしを蹴散らかすよう に走り回る戦闘車両の姿が重なった・・・ くる年が日常風景からこんな光景が浮かぶ 世の中が終って争いごとのない平和な年になることを願うばかりだ。 |
