(2023.2.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ　　　 　　　　　　名古屋市天白区原　　２０２3.2.4撮影　　　　ＦＵＪＩＦＩＬＭ ＸーPro�V　55〜20０ミリ 　Ｆ8　　　-0.3補正　　　　ＩＳＯ400　　　　　 　　　色彩の乏しい冬の川辺で春を感じさせる陽ざしに出会った。 今月の一枚はそのと 　　き撮影した光景だ。 　　　シャッターを切りながら 「陽だまり」 という言葉が浮かんだが、辞書によれば「日当 　　たりが良くて暖かい日」 につづいて「狭い範囲についていう」とある。情景の表現とし 　　て使われたり俳句などにも多く登場するが 明確に季語として見做されているわけで 　　はないという。 　　　写真を撮るとき「眺める」ことからはじまるが、そのとき 私は「光と影」によって判断 　　することが多く、 被写体が何であれ心動かされる光や影が見つかればシャッターを 　　切っている。 　　　この日、わずかに残ったススキが風に揺れていたが 陽ざしに温みが感じられて一 　　時の寒さは感じなかった。そんなかで「植原橋」のたもとでビルの隙間から差し込む 　　太陽光に照らし出された橋脚が目に留まった。水辺にポツンと立つ柳にはすでに芽 　　吹きがはじまっているようだ。