 (2020.12.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
静かな日曜のお昼前。 青空に「巻積雲」が浮かんで この時期としては 暖かい日になっ た。今月はそのときの一枚。 雲に気づいたときは、綿菓子を細かくちりばめたように扇の形を作っていたが徐々に薄く なって消えていった。後で調べてみると「うろこ雲」に似ていることから「さば雲」とも呼ばれ ているといい、形が崩れやすく美しい姿を長くとどめていないことが多いので雲の貴重品と いわれているらしい。 周囲に誰もいないことを確認してマスクを外し大きく息をしてみた。新型コロナウイルスに よってマスクが手放せない生活が続いているが、こうして顔を覆うものがないだけでなにか 開放的な気分になる。 そうこうしていると、何かを燃やす匂いとともに煙も流れて来た。「天地社」 という神社の 境内で新しい年を迎えるための清掃をしていて落ち葉を燃やしていたのだが、氏子さんの 話では、今年はコロナ感染防止策など何時もと違う準備をしているという。 コロナによる不安やストレスを抱えたままの年越しになるが、一日も早く 不安から解消さ れ普通の生活が戻ってくれることを願うばかりだ。 |
