 (2020.8.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
俳優の岸部一徳さんが新聞のインタビューで、坂本順治監督の新作「一度も撃ってま せん」で自分や共演している石橋蓮司（主役）、桃井かおり、大楠道代を「評価より大事 なことを知っている人」といい「自分のカッコよさも知っている。だからどこか悠々としてい る。自分の生き方を通す、ということかなあ」と述べている。 評価だけがすべてのようにいわれる時代に自分のペースで淡々と続ける四人の演技 には知らず知らずのうちに観客の心をつかむ不思議な力を感じる。 今では数少ない存 在でこれぞ名優だと思う。 この時期、耳にする機会の多い 「般若心経」は、すべてのこだわりや欲を捨てて自由 な境地になれば、生きていくうえの迷いや不安も消えると説いている。 このお釈迦様の 教えと岸部さんたちの生き方には通じるものを感じる。 さて、コロナに罹らない、うつさないために 私たちが出来ることは外出を控えることしか ないことと連日の暑さのせいで家に閉じこもっている。 たまの散歩も熱中症が心配で朝 の涼しいうちにと出かけたが・・・それでも暑い。今月はそのときの一枚。 |
