(2019.2.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 久しぶりに市バスで天白川の下流方面へ向かった。 この系統は川に近いところを 走るので時々利用する。この日は「海老山」で下車して少し西の「天白緑地橋」に向 かった。 辺りでは護岸工事が行われていて重機がうなっている。 橋から下流を眺めている と空一面を覆っていた雲がとれて あっという間に青空が広がった。 河川敷に降りて ゆっくり上流へ向かい「島田橋」を過ぎると天白区役所の災害を知らせるサイレン塔 が堤防のコンクリートブロックに影をつくって、その先に白い「オブジェ?」・・・ 枯れた「葛」のツルだ。 「葛」の根は 「葛粉」や「葛根湯」の原料として知られては いるが、そのツルは夏季には一日に25センチも伸びて堤防を覆ってしまうため厄介 者扱いされている。 葉が枯れ落ちて、根を切られて複雑に絡まった姿は殺風景な コンクリートの堤防で唯一存在感がある。 光と影を意識すると 何でもないモノでも写真に撮りたくなるから不思議だ。自分の 心に映った世界を素直に写真にすることは楽しい。今月はそんな一枚。 |