(2018.2.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ　　　　　　　　　　　 　　　　　　名古屋市天白区井口　　２０１８．２．１４ 撮影　　ＦＵＪＩＦＩＬＭ ＸーPro�U １６〜５０ミリ 　Ｆ８ 　-１.７ 補正　ＩＳＯ６４０ 　　　　「写真を撮るほど記憶が薄れる」米フェアフィールド大学の心理学者リンダ・ヘンケル 　　　氏の調査によると博物館を見学させた学生のうち写真を撮りながらの組と見るだけの組 　　　とでは、写真を撮影していた学生の方が見るだけの学生に比べて対象物に関する認識 　　　が正確さを欠いていたという。 　　　　これを読んで、以前、孫の保育園の発表会で「記憶に残してもらうため写真撮影はご 　　　遠慮ください」という園側の説明を思い出した。そのとき「写真に残したい」という人も少 　　　なからずいたが、撮ることに集中するあまり 記憶が曖昧になったり席を立ったりすること 　　　を心配する園の考えも一応理解できた。ただ、あらかじめ 撮影担当者を決めておいて 　　　後に希望者に配るという配慮がほしかったと今でも思っている。アルバムに貼った写真 　　　を機会あるごとに見返していくことで「記録」としての価値を高め「記憶」も正確に残って 　　　いくと思う。 　　　　さて、今月は 川辺の冬木立を照らす弱々しい日差しが次第に下がる気温と共に消え 　　　ていく冬の暮時独特の雰囲気を感じて撮った一枚。「心の記録」として写真にした。