(2017.2.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ　　　　　　　　　　　 　　　　　　名古屋市天白区　２０１７．２．７　撮影　　ＦＵＪＩＦＩＬＭ ＸーPro�U　１８〜５５ミリ 　Ｆ８　　ＩＳＯ２００ 　 　　 　　　部屋から眺める外の風景は暖かい陽ざしの散歩日和に感じたが、まだまだ冷 　　たい風が吹いて寒い。 　　 東西に延びる道に沿って立ち並ぶ住宅のなかに何軒かの町工場がある。その 　　建物の壁に、天白川沿いに植えられている桜の木が大きな影を映し出していて 　　その奥で慌ただしく働く人の姿が見える。 　　　どこにでもある、ごく、ありふれた光景だが ・・・日本の産業を支えているはず 　　の、こうした町工場が大儲けをしている大企業のカゲで発注の打ち切りや単価 　　の切り下げなどに苦しんでいる理不尽な構図が浮かんだ。 　　　冬の太陽は低く日中でも部屋の奥まで日が入り影も長く伸びる。 陽の射すと 　　ころと影の部分の温度差は大きいが 自然は平等で少しづつ移動してやがて影 　　だったところへも陽を当ててくれる。 　　　潤っている企業からの恩恵が、太陽の陽ざしのようにこうした町工場に届く日 　　はいつ来るのか。　ざわっ ざわっ　冬木が鳴った。