(2016.12.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ　　　　　　　　　　　 　　　　　　名古屋市天白区平針　２０１６．１２．１７撮影　　キャノンＥＯＳ５ＤＭａｒｋ�U　２８〜３００ミリ 　Ｆ６.３　　　ＩＳＯ１０００ 　 　　 　　　紫色の雲が徐々に茜色に染まるころ川の中央付近に立った。 ラジオで最低気 　　温は１.４度と言っていたがそれほど冷たさを感じない。 　　　程なくして雲の切れ目から朝陽が射すと大きな鯉が波をつくった。 弧を描くよう 　　にゆっくりと広がっていく波は枯れ葉や草などの「浮遊物」を揺らした。 　　　「浮遊物」と言うと水処理用語として汚いものという印象があるが「浮遊」であれ 　　ば「空中や水面に浮かびただようこと」 「行く先を定めないで旅をすること」と言う 　　から、こちらの方は物語性が出てくる。 　　　ススキの穂がひとつ。 波に身を任せるように近づいてきた。 それを追いながら 　　連続でシャッターを切る。 次々と形を変える波紋。「次はどんな形を見せてくれる 　　か」 期待が膨らむ。 こうしてススキは旅を続ける。 　　　 　　　今年も当サイトへのご訪問ありがとうございました。 どうぞよいお年を お迎えく 　　ださい。