 (2022.1.20) 戻る 次へ 過去のページ一覧へ 
私が天白川を撮ってみようと思い立ったのは１９８６年だから今年で３６年目に入る。 生まれ育った地ではないが自宅近くを流れる天白川の川風景を見つめていくことで子 どものころ 愛知県三河地方を貫流する矢作川の川風景を眺め、感じ、遊んだ日々が 見えてくるのではないかと思ったのが動機だった。 以来、天白川で撮影した作品を個展や写真集などで発表を続けながら写真関係だ けでなく多くの人たちと出会え様々なことを学ばせて頂いた。 天白川の撮影を続けるうち、身近な「日常風景」の中に生きていくうえでとても大切 なモノを感じるようになりそれを写真にする面白さに魅了された。そのお陰で７年ほど 前から 「脊柱管狭窄症」で長時間歩行が辛くなってからも 撮影を続ける意欲は持ち 続けることが出来ていてこれが足腰の衰え防止にもなっている。 さて、今月は元旦に氏神様にお参りした帰り道。天白川に架る「音聞橋」から初日に 向かってゆっくり上流に歩き「天白小橋」 で撮った一枚。日の出から４０分ほど経って マンション群の間から差し込んだ太陽光が川霧を薄い黄金色に染めた。 普段通りの 朝景でも年のはじめというだけで特別なモノを感じる。 |
