(2017.9.20)　　　戻る　　　次へ　　　 過去のページ一覧へ　　　　　　　　　　　 　　　　　　名古屋市天白区植田南　　２０１7.9.1 撮影　　ＦＵＪＩＦＩＬＭ ＸーPro�U ５５〜２００ミリ 　Ｆ１０ 　-1 補正　ＩＳＯ3２００ 　　　マンション住まいの我が家のベランダで 8月の終わりころから夜になると虫の鳴き声 　　が聞こえる。植木鉢がいくつかあるがどこから来たのか。 　　　早起きして天白川を歩くと、川を吹き抜けてくる風も心地よく 立ち並ぶマンションの 　　間から差しこむ太陽光にも真夏と違うやわらかさがあって、秋がすぐそこまで来ている 　　ことを感じさせる。 　　　歩きはじめてすぐ、対岸のわずかな日差しと周りの空気感に秋の気配を感じた。写 　　真は目の前の光景を見たまま撮るか、そこで浮かんだイメージを込めて撮るかだが、 　　このときは、秋を告げるような光を写し込みたくて、見た目より少し暗くなるように露出 　　をコントロールした。陽の差しているところと影の部分と、その中間のコントラストをどう 　　するかで全体の雰囲気が変わってしまうと考えたからだ。 　　　近年、季節の変化に メリハリが感じられないといわれているが、何気ない日常の中 　　で太陽光のちょっとした違いにふっと身体が気づくことがある。そん瞬間を写真に写し 　　込みたい。